苔の種類の見分け方は?育て方のコツと魅力を紹介。
2020/04/25
みなさん、この苔っていう漢字は何て読むか知っていますか?
これ苔(コケ)って読むんです。
そう、あの水槽や川などに生えている苔です。
実は苔って種類があるのご存知でしたか?……今まで種類があること自体知りませんでした(笑)
そこで今回は苔について調べてみました。
調べてみると苔って結構深いです。今まで何気なく見ていましたが、違う角度から見る事が出来るようになると思いますよ。
苔の種類の見分け方は?育て方のコツと魅力を紹介したいと思います。
苔の種類の見分け方は?
苔にも色々と種類があるんですが、どのように見分けるのか?そして育てる事が出来るのか?
調べてみました。
まず苔を見分けるために必ず必要なアイテムが2つ。それは『ルーペ』と『霧吹き』です。
このアイテムがないと苔の種類を特定したくても、特定する事が難しくなってしまいますので、準備しておきましょう。
苔の種類って日本にどのくらいあるのか知っていますか?
日本だけで約1,800種類の苔が生息しているんです!!多すぎてビックリなんですけど!
日本だけで、この数ですよ!
世界の苔の種類を合わせると、その数なんと約18,000種類。
さすがに全ての種類を覚えるのは無理だと思いました(笑)
ですが見分けるポイントを覚えておけば、ある程度種類を絞り込む事が出来るようです。
そのポイントがこちら。
- 葉の生え方
- 葉の形
- 中肋が有るか無いか
- 無性芽
1の葉の生え方は、葉が茎に対してどのように生えているのかを確認。茎を中心に左右が一緒に生えているのか、それとも色々な方向に葉が生えているのかチェックしましょう。
2の葉の形は種類ごとで特徴が、かなり異なるので非常に役立つ情報です。尖っていたり丸まっていたりギザギザした形など様々です。
3の中肋が有るか無いかですが、これは葉の表面の中心に脈が有るのか無いのかチェックします。苔の種類によってはこの脈が短かったり長かったりする葉もあります。
4の無性芽ですが、苔の中には無性芽が出来る種類もいるため種類を特定する重要な材料となる場合があります。
以上の4つのポイントを押さえておけば、ある程度は苔の種類を見分ける事が出来ますので是非参考にして見て下さい。
苔の育て方のコツは?
苔の育て方のコツとして1番大切な事、それは『苔の性質』を知ることなんです。
苔の性質をしっかりと理解する事で、あなたも苔を上手に育てる事が出来るはず。
では苔の性質とはなんなんでしょうか??
■苔は根っこから栄養などは吸収しない
植物は土に根を張り、根っこから栄養分や水分を吸収して育っています。苔も同じように育っていると思っている方が多いですが、実はそうではないんです。
苔は根を張りません。というよりも「根」が存在しないんです。
苔の場合、栄養分や水分は葉や茎から吸収しています。栄養分と言っても肥料などをあげる必要はないですよ!
苔は光と水と空気があれば育つから!すごいですよね、苔。
肥料をあげてしまうと、細菌などの微生物で逆にダメージを与えてしまう事もあるので注意して下さい。
■苔は湿度が好物
苔って湿った場所が大好きなんです。
大好きって言っても湿度が100%の場所が良い。という訳ではないです。
日と湿度のバランスが適度な環境が良いんです。
そして、このような環境でおすすめなのが『苔テラリウム』
苔テラリウムとは、周りをガラスで囲んだもの。ガラスで囲まれているため急激な湿度変化が起こりにくいんです。
狭いガラスケースの中は高い湿度で保たれています。
■直射日光を避ける
苔は直射日光が嫌いなんです。ですので苔を育てる場合、屋外では木濡れ日のような環境、室内であれば部屋の中心部分へ置くとちょうど良いです。
■風通しの良い場所はカビにくい
苔を育てていると直面する問題が「カビ」です。
苔とカビは生育環境が重なる部分が多いため、一緒に育ってしまう事もあるんです。
唯一の違いはカビは高温多湿が大好きですが、苔は蒸れるのが苦手。
ですので、風通しの良い涼しい場所へ置いてり空気を吹き込んだりしてあげることで、カビが生えにくい環境を作る事が出来ます。
苔の魅力とは?
苔の魅力って何なのか?って考えた時に、正直「う~ん…」って思っちゃったんです。
苔単体を見る事ってあまりないですよね。
そんな時「ハッ!」と気付いた訳です。苔単体では見る事ってない…。
苔って単体ではなく、何かと一緒に見る事がほとんどだと!
例えば、庭木や庭石。それに行った時などは近くの石に生えている事がほとんどですよね。
そう思った時、苔は周りの景色を惹きたてる名脇役だと思ったんです。
これこそ苔の魅力だと!
苔が生えているからこそ美しくなるんです。
自宅でも結構簡単に『苔テラリウム』が作れちゃうんですね。
苔の種類の見分け方は?育て方のコツと魅力を紹介。まとめ
苔の種類の見分け方は?育て方のコツと魅力を紹介させていただきました。
何気なく生えている苔ですが、日本だけで約1,800種類もあるんです。
そして苔は手間があまりかからず観葉植物とは違う感覚が楽しめるため、今インテリアとしても注目されています。
日本庭園の庭木や庭石を惹きたてる名脇役となっている苔。これこそが苔の魅力だと思います。
みなさんも是非参考にして苔を楽しんでみてはいかがでしょうか。