味覚過敏で偏食な子供達。食事作りが大変な理由とは?日々ママに感謝。
2020/10/14
私の子供たち、『味覚過敏』でかなりの『偏食』なんです!!
【自閉症スペクトラム】の場合、この『過敏』な反応が色々とあるんですよ。
私たちの子供の場合、『味覚過敏』は長女・長男・二女の3人全て持っています(笑)
『味覚過敏』については、後ほど体験談と共にお話しをさせて頂きますが、『偏食』なので、毎日の食事がとても大変。
何が大変ってご飯を作ってくるママが1番大変だと思います!
『味覚過敏』について、なかなか理解してもらえないかもしれませんが、
「あぁ~、それ私の子供もそうなんだよね!」
って分かる人もいると思うんです。
ですので、『味覚過敏』で『偏食』な子供の食事作りが、どれだけ大変なのか。
毎日食事を作ってくれるママへ感謝するとともに、体験談を織り交ぜてお話ししていきます!
味覚過敏って何??
『味覚過敏』って何??って思う方もいるはず。
私も知るまではそうでした。
簡単に説明すると、口の中が敏感や味覚に対してとても敏感だったり、逆に鈍感だったりもします。
ご飯で言ったら、食べる物と食べれない物があるって感じですかね。
でも、『好き嫌い』とはまた違う。
「えっ??」って思いません??
好き嫌いがあるから、食べれる物と食べれない物があるって事ではないんです!
口の中が、とても敏感なので、特定の食べ物を入れる事が出来ない。
例えば、パサパサした物やドロドロした物なども苦手な人もいるんですよね。
『好き嫌い』が激しいからと思って、嫌いな物は無理してでも食べさせる!っという方がいらっしゃると聞きました。
実際、私も同じように考えていた時もあります。
「頑張って一口だけ食べてみな!」
なんて言って、口に入れた事も…
でも心理士さんの一言で「はっ!」となりました。
「あなた、泥やセメントを口に突っ込まれたらどうなのよ??」
「この子達は、そんな風に感じているかもしれないの!」
例えばの話しをしてもらい、自分の立場に置き換えた時に初めて気付きました。
私たちにとっては、「コリコリ」している食べ物も、この子達にとっては「ゴリゴリ」。
まるで石ころを食べているように感じている場合もあるって言う事です。
みなさん、石ころ食べれます??
食べろ!って言われても私は食べれません。
でも、これって中々理解してもらうのが困難。
だって親の私でも、最初は無理に食べさせようとしていたんですから!
子供が【自閉症スペクトラム】だと分かってもですよ!
心理士さんの話を聞いてやっとなんですから。
だから周りからは子供や親に対して
『我慢がない』『わがまま』『親の育て方が悪い』
などなど、色々言われている事も……。でも、そんな事は一切気にしない、私はね(笑)
1番辛いのは子供。
本人はそれが『当たり前』だから。
ですので、少しでも『味覚過敏』について、周りの人が理解して頂けると、子供たちも生きやすくなっていくと思います。
味覚過敏で偏食な子供達。食事作りが大変な理由とは?
『味覚過敏』についてお話しさせていただけましたが、毎日の食事作りが大変。
感覚の問題もありますが、実は食事の味付けも大変なんですよ。
『ちょっと今日の味付け薄かった…』
『今日はちょっと濃くなっちゃった』
なんて事、ご飯を作っている方なら誰でもありますよね?
そんな場合は私でも、
「あれっ?今日のご飯ちょっと…」
って事はあります。
でも『味覚過敏』の子達は、そんなレベルではないんですよ!
私たちにとっては、いつもと変わらない味でも、『味覚過敏』の子達には、さっきのように感じる事が多々ある。
だから毎回しっかりと食べるとも限らないんです。
この前は、「とても美味しい!」と笑顔で食べていた子供達。
ですので、同じおかずをママが作ります。
そうすると、この前の事がまるで嘘のように…。なぜこんなにも残す??
感想を聞くと、
「この前と味が違う…」と。
私にはまったく分からないんですけど(笑)
『味覚過敏』の子は、100%同じ味を出せるインスタントやレトルトなどの食事を好んでしまうんですよね。
でも、インスタントやレトルトを毎日同じように食べさせるのも、栄養が偏ってしまう。
だから、毎日食事を作ってくれるママは大変なんです。
私の奥さんも、限られた時間の中で忙しなく、一生懸命作ってくれたご飯を、見事なまでに残されてしまい、へこむ事も多々あります。
それでも毎日ご飯を作ってくれる。
ママには本当に感謝です!
ですが、長男は支援の教室に通うようになってから、たまに初めて食べる物に対してチャレンジする時も出てきました!(本当に、ごく稀です)
でも、これは本人なりの成長だと感じています。
味覚過敏で偏食な子供達。食事作りが大変な理由とは?日々ママに感謝。まとめ
味覚過敏で偏食な子供達。食事作りが大変な理由とは?日々ママに感謝。についてお話しさせていただきました。
『味覚過敏』で偏食なのは、ただ単に『好き嫌い』が激しいのではなく、口の中の感覚が敏感だから。
私たちには想像も出来ないような感触だったりする事があるって事ですね。
ですので、今は無理に食べさせるような事は控えています。
毎日忙しいのに、一生懸命ご飯を作ってくれる方々。
時に落ち込んでしまう事もあるかとは思います。ですが、私の長男のように自分からチャレンジする場合もあるかもしれませんよ!(何度も言います、長男はごく稀(笑))
子供たちの成長をのんびり楽しんでいきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。