子供を叱るより役割を与える事にした結果…【自閉症スペクトラムの二女】
2020/10/02
先日の夕飯の時の話しです。
仕事から帰宅後に1人で夕飯を食べていました。帰りが遅くて、奥さんと子供たちは夕飯を済ませていて、ちょうどお風呂から上がったところ。
私が夕飯を食べ始めた時に、喉が渇いたのか3歳の二女が私のお茶を飲みにきました。
この日の二女、ちょっと様子がおかしい。妙にハイテンション(笑)
奥さんに聞いたら、お昼寝していないみたいです。

そんなテンションの高い二女はお茶をちょっと飲んだと思ったら、すぐリビングへ行き、また戻ってくる。
こんな事を繰り返していたら事件は起こりました!!
大量のお茶を全て、こぼしてしまったんです。
思わず「あっ!!」と声を上げてしまった私と同時にビックリする二女。
さて、問題です。この場合、親として子供を叱りますか?
以前の私なら絶対に二女を叱っていたでしょう。
それは『お茶をこぼす』=【いけないこと】だと思っていたからです。
でも、その考えは間違っていると思います。
だって、お茶をこぼしたら拭けばいいだけだから。それに二女だって、やろうと思ってやった事ではないですし。
大切なのは、その後の行動だと思います。
お茶をこぼした二女の行動とは?
床にひれ伏しました(笑)
もう何を言っても顔を上げようとしない。
今回、私の反省点としては、私もビックリしてしまい、お茶をこぼした時に「あっ!」と大きな声を出してしまった事です。
その声にビックリした二女は【いけないこと】と判断したのだと思います。だから床にひれ伏した。
大きな声を出した後すぐに「拭けば大丈夫だよ。」と言ったんですけどね。
一度【いけないこと】と思ってしまうと、なかなか上手く気持ちの切り替えが出来ないんです。
そこで、ひれ伏している二女に役割を与えてみました。
役割を与えた結果は?
まずは『こぼれたお茶を一緒に拭く』という役割を与えてみました。
「パパと一緒にお茶拭こう」
……嘘泣きが始まりました(笑)
ちょっと難易度が高かったみたいです。さらに長女・長男が二女を煽る(笑)
「やっちゃった~」と連呼。
再度「拭けばいいだけだよ!」と言うと、長男が一緒に手伝ってくれました。
この流れだ!と思った私は、違う役割を二女に与えます。
『長男と一緒に濡れているところがないか見て!』
そうすると二女は起き上がり、長男と一緒に濡れている場所がないか調べてくれました。
気持ちを切り替える事が出来た瞬間ですね。
よく頑張りました二女よ。

最終的には、濡れた場所を自分で拭く事が出来た。
ただね、濡れてもいないパパのイスまで拭いてくれました。
「パパ、どいて!」
……パパがお茶こぼしたみたいになった。
子供を叱るより役割を与える事にした結果…。まとめ
叱らずに役割を与える事って大切ですね。
毎回叱らないって事ではないですよ。いけない事はいけないと思いますし。
ただ、お茶をこぼしたぐらいになら拭けばいいじゃないですか。
間違ってもやり直せばいいだけですからね。(最近のお気に入りの歌の歌詞です)
それより大切なのは、その後の行動だと思います。
二女を叱っていたら、床にひれ伏したまま何もしなかったはず。
でも今回は役割を与えて事で、最後は自らお茶を拭く事ができました。