幼稚園が発達障害児を受け入れた!加配の先生の支援や役割とは?
2020/10/14

受け入れしてくれてありがたいです。
発達障害児だからと言って、幼稚園には通えないと思っていませんか?
私、そう思っていたんです…。
幼稚園に入園させようと思っても発達障害児だと断られると思っていたんです…。
でもそんなことないんですね!
だから長男と次女は発達障害児(自閉症スペクトラム)と診断されても、幼稚園に入園することが出来ました!
発達障害児だから幼稚園入園は無理!と思っている方、一度相談してみる価値アリです!
- 発達障害児の長男と次女が幼稚園に行く前まで
- 幼稚園に入園させようと思った2つの理由
- 幼稚園が発達障害児を受け入れたときにしたこと
- 加配の先生の具体的な支援や役割
- 長男と二女の幼稚園での様子
今回はこの5つについてお話しさせていただきます。
目次
発達障害児の長男と次女が幼稚園に行く前までは…
幼稚園に入園する前は児童発達支援センターに通っていた2人。
長男に関しては4歳になるタイミングで幼稚園に通わせようか迷っていたところ、児童発達支援センターの先生から
「幼稚園でも大丈夫!」
と後押ししていただき、幼稚園に相談しました。
正直迷っていたんです。
- このまま児童発達支援センターで小学生まで通うか
- 幼稚園に入園させるか
悩んだ結果、幼稚園に入園させようと決めました!
幼稚園に入園させようと思った理由は2つあります。
幼稚園に入園させようと思った2つの理由…
- 長男と次女の可能性
- 児童発達支援センターの訪問支援サービス
1つは『長男と次女の可能性』
3歳から児童発達支援センターへ通い始めた長男と次女。
通っていた時期は違いますが、どちらも通い始めてから苦手な部分でもある「他者との関わり」に成長が見られました。
周りに家族や顔みしりがいなくても、新しい環境で少しずつ不安なく過ごせるようになってきたんです。
そして2つめの『児童発達支援センターの訪問支援サービス』
新しい環境で不安なく過ごせるようになってきたと言っても、正直まだまだ。
しかも幼稚園は児童発達支援センターに比べて園児の数が倍以上!&新しい環境。
不安を感じることは間違いないと思っていました。
ですが児童発達支援センターの定期的な幼稚園訪問支援サービスを受けることで発達障害児が過ごしやすくなるために助言してくれる!

だから思いっ切って幼稚園に入れてみました!
そしたら2人して幼稚園楽しんじゃっています!
私たちが抱えていた不安はなんだったのでしょうか(笑)
次女はまだ入園して間もないですが、長男に関しては幼稚園で友達も出来て一緒にスイミングスクールまで通うようになりました!
子供の成長ってすごいんですね。
幼稚園が発達障害児を受け入れたときにしたこと
長男のときは中途入園。
その時にしたことは園長先生との面談です。
(あとで聞いたら面談って必ずするものなんですね…。知りませんでした)
~♦面談の内容♦~
- 名前が言えるか
- 色が分かるか
- 子供の特徴を確認
幼稚園に入れるかどうかについて話しをするのではなく、子供がどんな子なのかを知るための面談なんですね。
その他幼稚園の1日の流れや入園までに準備や手続きの説明をしていただきました。

加配の先生の具体的な支援方法や役割は何なの?
入園したら長男に加配の先生が付いてくれると園長先生との面談でも話しがありました。
加配の先生の役割は『子供が困ったときの手助け』です。
~♦加配の先生の具体的な支援方法♦~
【全体集会のとき】
- 長男には話しが伝わりにくいため、次にどうするのか順を追って説明してくれる
【折り紙を折るとき】
- 折り方が分からないでいる長男の隣で、どうやって折れば良いのか説明してくれる
【トイレ】
- トイレに誘導してくれる→長男は集中するとトイレを忘れてしまうため
※まだまだあると思うので、聞けたら追記していきます。
簡単な手助けで子供は変わるものなの??
簡単な手助けてだけで子供が変わるものなのか。
これですごい変わるんですよ!!
1から10まで順番に説明してくれるから。
次女の場合はまだ特に入ったばかりの幼稚園で不安に感じることが多く、次に何をやるのか分からないと、その不安は更に強く出てしまいます。
1から10まで順番に説明してくれると、助かる人もいれば、「そんなの知っているよ!」という人もいる。
- 前者は発達障害の子が多い
- 後者は定型発達の子が多い

というのも発達障害と診断されたことがない私でも1から10まで順番に説明してくれると助かることが多い。
最近すごいそれを感じるんです。もしかしたらグレーゾーンなのかもしれませんね。
でも後者の方でも人生で初めて体験するとき、1から10まで順番に教えてもらうことありませんか?
私は今の仕事もそうですし、前の仕事のときも初めてやることに関しては1から10まで順番に教えてもらいました。
- 初めてだからやり方が分からない
- 初めてだから次にやることが想像出来ない
- 初めてだから相手の言っている意味が分からない
初めてやることに関しては最初はみんな同じです。
でも2回3回とやるうちに流れが掴めてくる。
これが世間一般的な考え方。
でも発達障害児は違います!
- 2回3回で覚えられる子もいる
- 10回20回教えて覚えられる子もいる
- 教わる分野によっては100回・1,000回教えても覚えられない場合もある
- 覚えても忘れてしまう可能性もある
発達障害児だって成長しますからね!
長男に関してはほとんど加配の先生からの支援がなくても幼稚園生活を送れるようになりました。
これは長男が成長した証。
世間一般の考えを押しつけちゃうから『何度言っても覚えない!』って思われちゃうことが多いんですよね。
発達障害児の1人1人と向き合って「どんな個性」なのかを知ることで
- すぐに出来ること
- 時間はかかるけど少しずつ出来ること
- 全く出来ないこと
を判断していく必要があると思うんです。
だから親である私にも言えることですが、『支援し続けること』がとても大切だと改めて感じています。
長男と次女の幼稚園での様子はどんな?
意外だったんですが、お互いがお互いを求めなかったんです!

身内より他人との関わりを持っていますからね!
長男は次女が入園するのも楽しみにしていました。
次女もまた長男と息が合うので、家ではいつも一緒に行動している。
だから初めはお互いがお互いを求めて一緒に行動することも多いのかなと思ったんです。
幼稚園の先生の話しでは次女は長男を目で追う事はしますが、一緒になって遊ぶことはしない。
それよりも幼稚園の雰囲気を楽しんでいるそうです。
ですがまだ他の園児達との関わりは少ない。
次は他の園児達の関わりが少しずつ増えて行くことを願っています。

幼稚園が発達障害児を受け入れた!加配の先生の支援や役割とは?まとめ
幼稚園が発達障害児を受け入れた!加配の先生の支援や役割とは?についてお話しさせていただきました。
幼稚園に通わせるか…。不安や心配があり迷っていましたが
- 加配の先生が支援についてくれる
- 児童発達支援センターによる訪問支援サービス
この2つがあることで幼稚園に通わせることを決意!
(あとから聞いたら幼稚園は発達障害児だからと言って、断る事はしないそうです。私が無知でした)
結果は大成功!
他者との関わり方を少しずつ学んでいった長男。
新しい環境で不安になることがあっても、少しずつ楽しめるようになった次女。
子供たちが成長していることと幼稚園の支援があったからこそです。
本当にありがとうございます。
- 子供たちの不安を減らすこと
- 継続して支援を続けること
この2つが大切なんですよね。子供たちから改めて学びました。
今後、子供たちがどう成長していくのかが楽しみです!
最後までご覧いただきありがとうございました。