自閉症 こだわりへの対応!支援に繋がる考え方と行動について。
先日、自閉症スペクトラムの長男の病院へ行ったんです。
そこで先生より自閉症スペクトラムのこだわりへの対応を教えて頂きました。

それは『子供への支援に繋がる考え方と行動』です!
今までこだわりに関してどうしていたかというと
- 子供が安心できるように、こだわりを優先していた
でも、これは半分は正しくて半分は間違い。
先生の話しを聞いて気付きました。
子供の将来への支援になっていないと…。
こどわりとの向き合い方・対応は正直難しいです。
私の対応も全て合っているかというとそうではありません。

ただ今回教えて頂いた考え方は、その対応の基準の1つになると思います。
こだわりをそのままにしておくと、「甘やかしすぎ」「おかしい」など周りに言われることもある。
ただそれは本人を不安にさせないためであり、安心のため。
それだけではいけないんですね。子供の支援になるように対応していかないと!
- 自閉症 こだわりへの対応。トイレでの排泄
- 支援につながる考え方と行動
この2つについてお話しさせていただきます。
目次
自閉症 こだわりへの対応。トイレでの排泄について
今現在、長男はうんちをトイレですることが出来ません!
これは長男のこだわりの1つ。
普段はパンツで過ごしているんですが、うんちが出そうになるとオムツに自ら履き替えます。
そしてトイレに行く訳ではなく、部屋の隅でうんこ座り。
安心してうんちをするためのこだわりです。
どんなに親が「トイレでチャレンジしてみよう!」と言っても聞かない!
妹に抜かされても焦らない!

色々と相談したんですけど、あまり焦らせるのは良くないと判断して、本人の気持ちが変わる時を待っている状態でした。
このことを先生に相談してみたんです。
支援につながる考え方と行動について
2つあります。
- 自分だけの問題か周りを巻き込んでいるか
- 交渉
この話しを聞いた時、今までのこだわりへの対応でここまで考えたことがなかったことに気付きました
長男のこだわりであるトイレ話しを例にしてみます。
自分だけの問題か周りを巻き込んでいるか
長男のトイレの場合
- うんちが出そうになると自分でパンツからオムツへ履きかえる
- 部屋の隅でうんこ座り
- 終わったら親が処理をする
これは周りを巻き込んでいるこだわり。
周りを巻き込まないこだわり
- うんちが出そうになると自分でパンツからオムツへ履きかえる
- 部屋の隅でうんこ座り
- 終わったら自分でうんちの処理をする
最初から最後まで自分自身で対応しているんです。
なぜ周りを巻き込むこだわりはいけないのか?
先生の話しを聞いてから考えてみたんです。
なぜ周りを巻き込むこだわりはいけないのか。
将来自分自身で生き抜いていかなければならないからだと思うんです。
- 子供が小学校・中学校・高校に行っても付きっきりではいられない
- 社会人になっても同じ
- 子供が死ぬまで付きっきりではいられない
※子供と一緒に常に行動すると言う意味です。
正直無理な話しです。子供が学校に行っている間、親は仕事や家事をこなす。
24時間子供の横に居て、こだわりに対応するのは不可能!!
いずれは自分自身で対応出来るのになってもらわないと困る!←そのためには支援が必要。
なので、周りを巻き込むこだわりに関しては
- 周りを巻き込むこだわり→自分で対応できるこだわり
に変えていかなければいけない!ということだと考えました。
ですので、私の今までのこだわりへの対応。これは長男への支援ではなかったということです。
1人では処理することが出来ていないですからね。

交渉で大切なこと
ハードルの高さの確認。
ここまでなら本人も納得してチャレンジできるというハードルの高さを確認しておくんです!
あまり最初からハードルを高く設定しすぎると、本人はチャレンジしない。
逆に状況を悪化させてしまう可能性もあります。
先生の話しを聞いてから長男には「小学校に行ったらパパとママはうんちはお手伝いしない!」と機嫌の交渉をしました。
徐々にハードルをあげていく
1つハードルをクリア出来たら、もう少し高いハードルの交渉!
例えば長男の場合だったら
- オムツは履いていいけど、トイレには座る
- トイレに座れるようになったら、おしりは自分で拭く
- オムツからパンツへ変更
このくらいのハードルを設けようと考えています。
(まだ期限の交渉しかしていないので)
ただ期限より前にこの交渉をすることで、もっと早くパンツに移行出来る可能性もあります。
ただ、こればかりはスムーズにいくとは限りません。
もしかしたら本人にとってはハードルが高い可能性もあるため、様子を見ながらハードルを設定していきます。
自閉症 こだわりへの対応!支援に繋がる考え方と行動について。まとめ
自閉症 こだわりへの対応!支援に繋がる考え方と行動についてお話しさせていただきました。
- こだわりへの対応は自分だけで処理できるものか周りを巻き込んでいるかで分ける
- 周りを巻き込むこだわりは自分で対処できるこだわりへ支援していく
- そのためには『交渉』が必要
- 『交渉』するためには本人がチャレンジ出来るハードルの高さを確認しておく
- 徐々にハードルの高さを上げて行く
- 結果、子供への支援に繋がる
子供が安心できるように。
不安にならないために。
という考えで長男のうんちはオムツ!という対応していました。
オムツという対応は間違っていないですが、そのあとの処理が長男自身なのか親なのか。
その対応は長男への支援にはなっていませんでした。
自閉症のこだわりへの対応。なにが正しくてなにが間違いなのか、正直分からない部分があり過ぎる。
今回先生から頂いたお話しをこだわりの対応への1つの基準として考えていき、子供の支援に繋がるようにしていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。